地域と社員を守るための建設業事業承継ガイド

相談時点で着手金などの初期費用は不要。
自社株の評価や財務評価などの事業承継診断を経て、親族承継も視野に入れた上で、第三者承継を含む選択肢を一緒に検討できます。

2022年の創業からたった3年で9件もの建設業のM&Aを成約に導いています。
建設業特有の許可や経審、従業員雇用の引き継ぎなど、業界知識がないと失敗しやすいポイントを熟知。
現地まで足を運ぶ密着型支援で、技術者や地域性を重視したマッチングを行います。

リストの中の買い手候補から売却先を探すのではなく、“最適と思える売却先”を探し、営業をかける「受注販売M&A」方式を採用。 受注先や社員を守りたい、事業をドライブさせたいなど、希望にそった、かつ相乗効果が得られる買い手が見つかる可能性を引き出します。

譲渡企業は中部エリアの建設業W社。後継者不在や人手不足に悩み、譲渡を検討していました。譲受先は同じ中部エリアの建設業N社。同エリアの事業拡大とプラント工事業の取得による事業の多角化を実現できました。

九州エリアで足場工事業を営むI社は、息子が継がないため後継者がおらず、譲渡を検討。同エリアで内装工事業を展開しているJ社が事業の多角化を目指し事業承継を行うことになりました。

1991年の創業以来、累計10,000件以上のM&A成約実績を誇ります（2025年6月調査時点）。
全国各地の金融機関や税理士らとの提携による強力なネットワークを持ち、中小企業のニーズを把握した上で譲渡企業と譲受企業のマッチングを行っています。

建設業はもちろん、製造業、医療・介護など各分野に精通した専任チームを配置。業界固有の課題にも柔軟に対応できる体制を整えており、建設業の事業承継にもきめ細かい対応が可能です。

成約後の支援にも力を入れています。
譲渡後の人材融合や事業方針の整理、組織再編や財務の見直しといった課題に対し、グループ内のコンサルタントや外部の専門家と連携しながら、統合プロジェクトの立ち上げから運用までを支援してくれます。

愛知県を拠点とし、測量事業と施工管理技術者の派遣事業を行う有限会社クワイスが、後継者問題に直面し、M&Aによる事業承継を実施。
事業の親和性が感じられる9社の中から希望条件に近い3社に絞り、土木工事や太陽光発電などを手掛ける守成建設に譲渡しました。

譲渡企業は愛知県で戸建て建設やリフォームを手掛ける株式会社カスタムハウジングコーポレーション。経営は順調だったものの後継者不在によりM&Aを実施。
従業員の継続雇用や取引先との関係維持に加え、経営管理責任者の派遣などを条件に譲受先を探し、建設不動産事業を手掛けるナカミライズホールディングス株式会社と成約しました。

会員数20万人超^※（2025年6月調査時点）のM&Aマッチングプラットフォーム「TRANBI（トランビ）」を活用し、建設業のM&Aによる事業承継先を自分で探すことが可能です。
情報の登録からマッチング先の発掘まで、信用金庫が全面的にサポートしてくれるため、利用企業の負担を軽減し、スムーズなM&Aを実現できます。

全国の信用金庫と取引先のみに限定した情報公開が可能。信頼性の高い企業間でのマッチングができるため、成約の可能性が向上します。
株式譲渡契約書の作成や財務監査など、マッチング後の手続きを低コストで提供するサービス「シンプルM&A」を活用することで、小規模なM&Aでも手軽に進めることができます。

信金中金グループは、独立行政法人中小企業基盤整備機構や株式会社ミロク情報サービスグループと連携し、専門家の紹介や交渉の助言など、専門的な支援も提供しています。
建設業の複雑なM&Aによる事業承継案件にも対応することができます。

福岡県内で寺社などの伝統建築に特化した建築会社が、後継者不在で譲渡を検討。
福岡県内で解体工事業を営む株式会社妹尾産業が「本当にやりたいことに取り組みたい」という純粋な思いで譲受。従業員4人を引き受け、5年かけて前社長から事業を引き継いでいく約束で成約となっています。

譲渡企業はオリジナル内装用建材を展開する広島県の有限会社工房志楽。譲受企業は総合建設業のTSGホールディングス株式会社。譲渡理由はデザイン関連事業の拡大のためでしたが、TSGホールディングス傘下の企業とのシナジー効果も生まれ、両社にとって満足のいく成約となっています。